詳 細
商品名 | 池の露(いけのつゆ) |
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蔵元 | 天草酒造 |
産地 | 熊本県天草市 |
種類 | 芋焼酎 |
原料米 | さつまいも、米こうじ |
麹種 | 黒麹 |
アルコール分 | 25度 |
内容量 | 1,800ml / 720ml |
価格 | 2,524円 / 1,257円(税抜) |
商品の特徴
「飲みやすさ」ではなく「飲みごたえ」
丁寧な手作りだから生まれる風味なのです。
最初は濃厚な芋の風味と味わいに躊躇されることもありますが、次第にロックでも水割りでも芋の風味が崩れない。
なんといっても極めつけは「お湯割り」
湧き上がるような上品な芋の香り。温度が冷めても消えない芋の風味。
「手作り芋焼酎」こんなフレーズが巷では多く聞かれるようになりました。
全ての工程を「手造り」するという、「本当の手造り」を天草酒造では見る事ができます。
とにかく愚直にコツコツ手作業を繰り返す。
二人の蔵人が朝早くから夜遅くまで。
手造りだから生産能力は300石が限界。
大抵の人間は音を上げてしまいそうなくらいの作業。「25年に及ぶ執念」と「夢を選んだ情熱」があるから可能なのだと思います。
熊本県天草諸島の天草下島、はずれにある50人位の小さな港町集落。蔵の前はすぐ港、自動販売機があるだけで店は一軒もありません。
そんな所に天草酒造はあります。
そこには、男を泣かせる風景が、男を泣かせる想いが、男を泣かせる男達がいました。
物語は25年以上前にさかのぼります。三代目平下栄一氏が蔵を継いだ頃は、生産石数が50石まで落ち込んでおり、家族が食べていけるはずもなく当時は焼酎造りが終わると出稼ぎに出なければならない状況でした。そんな状況下で当時流行し始めていた減圧蒸留器による飲みやすい米焼酎に活路を見出し、なんとか蔵は軌道に乗っていきました。
しかし栄一氏は芋焼酎への想いが断ち切れず、想いは日に日に膨らんでいきました。今回の芋焼酎復活は平成13年から始まりました。
復活にあたり栄一氏は全てをある男に託しました。当時幾つもの蔵を復活させていた木村修氏です。木村氏は栄一氏の、並々ならぬ想いを聞き、自分の全てを、自分の焼酎人生の集大成を賭ける決意をします。
最高の芋焼酎を作りたいと一切の妥協を許さない覚悟で。蔵が選択したのは、新たな手作り蔵の建設でした。小さな蔵には、大変重い投資になる建設ですが、焼酎の品質に関わることを全て取り入れる為には、必要不可欠な選択でした。
そんな思いを胸に、四代目豊氏は、毎朝三時半から仕込みに。たった二人のコツコツ地道な手作業。全て手作りです。
原料の芋は大熊半島の芋農家が、彼らの想いに感動し、自ら船で運んできます。甑は当時実際に使用していた木製の甑。仕込みに使う和甕は先代から使われていた物です。洗米は手洗いで。麹造りは、麹蓋を使い、丁寧に丁寧に造られています。
木村氏は、自分の「技」の後継者は、豊氏と、厳しく指導します。
こんな思いの詰まった焼酎。是非、是非 皆様に飲んで頂ければ・・・・・と思います。
彼らは、まだスタートしたばかりです。これからの「天草酒造」が、ますます楽しみになって来ました。